最近、街中でもキックボードを見かける機会が増えてきましたね。
ストリートスポーツに興味はあるけれど、難しそうでなかなか始められないという方もいらっしゃると思います。
この記事では、キックボードの乗り方の基本や、安全に楽しむためのポイントをわかりやすくご紹介しています。
乗る前にチェックしておきたい準備や、操作のコツも丁寧にまとめているので、初めての方でも安心して読み進められます。
ストリートスポーツデビューを考えている方は、ぜひこの記事を参考にして、楽しく快適にキックボードを楽しんでくださいね。
キックボードに乗る前に確認すべき大切なこと

キックボード選びは安全と快適さに直結する
キックボードを選ぶときには、デザインや価格だけで判断せず、安全性と使いやすさを重視することが大切です。
初心者の方が選びやすいのは、タイヤが大きめでしっかりとした作りのものです。
見た目だけで選んでしまうと、バランスが取りづらかったり、すぐに壊れてしまうこともあります。
チェックするポイントは次の通りです。
- タイヤの大きさと素材:大きなゴム製タイヤは段差に強く、安定感があります
- 本体の重さ:軽すぎると風にあおられやすく、重すぎると持ち運びが大変です
- ハンドルの高さ調整:身長に合わせて調整できると、自然な姿勢で乗れます
- 折りたたみ機能:持ち運びや収納を考えるなら、簡単に折りたためるモデルが便利です
- ブレーキの種類:手元で操作できるブレーキがあるとスピード調整がしやすいです
初心者の方には、少し重めで、安定感のあるモデルが安心して乗りやすいでしょう。
安全に乗るために必要な装備を整えよう
キックボードは簡単に乗れる乗り物ですが、安全に楽しむためには装備をしっかり整えることが必要です。
特に初めての方は、体を守るためのアイテムを揃えておきましょう。
揃えておきたい装備は次の通りです。
- ヘルメット:頭部を守るため、必ず着用しましょう
- プロテクター(ひじ・ひざ用):転倒時のけがを防ぎます
- グローブ:手のひらの保護とグリップ力アップに役立ちます
- ライトとリフレクター:夜間の視認性を高め、事故防止に繋がります
- 反射材付きベスト:夕方や暗い場所で目立ちやすくなります
特にヘルメットは、サイズが合ったものを選び、あごひもをしっかり締めることが重要です。
乗る前に必ず知っておきたい基本ルール
キックボードは自由に楽しめる乗り物ですが、ルールを守らないと自分も周囲も危険にさらしてしまいます。
特に電動キックボードは、法律上「車両」と扱われるケースもあり、交通ルールを守ることが求められます。
基本ルールとして押さえておきたいポイントは次の通りです。
- 公道では歩道ではなく車道を走ることが原則です
- 夜間はライトを必ず点灯し、周囲に自分の存在を知らせましょう
- 信号や標識に従うのはもちろん、歩行者優先を心がけましょう
- 飲酒運転は絶対に禁止です
- 一部エリアではキックボード走行が禁止されているので、事前確認が必要です
初めてでも安心できる練習場所の選び方
初めてキックボードに乗る方は、交通量の多い場所を避け、安全に練習できる環境を選びましょう。
いきなり公道に出ると事故につながる危険があるため、まずは安全なスペースで練習することが大切です。
練習に適した場所の条件は次の通りです。
- 車の通らない広い公園や広場:安心して自由に練習できます
- 平らな舗装路面:アスファルトなど、デコボコがない道が乗りやすいです
- 人が少ない時間帯を選ぶ:混雑を避けることで、余裕を持って練習できます
- キックボード使用可の場所を選ぶ:公園によっては乗り入れ禁止の場合もあるので注意しましょう
安心できる場所で練習を重ねることで、自信を持って公道デビューができるようになります。
キックボードの正しい乗り方と操作方法を解説

乗るときの正しい姿勢と足の置き方
キックボードに乗るときは、正しい姿勢を意識することで転倒リスクを減らし、スムーズな走行ができます。
まず、キックボードのデッキ(足を乗せる板)の中央あたりに片足を置き、もう片方の足で地面を蹴る準備をします。
このとき、両手でハンドルをしっかり持ち、腕を少し曲げてリラックスすることがポイントです。
正しい立ち方のポイントは次のとおりです。
- 重心を中央に置く:体が前後どちらかに傾くとバランスを崩しやすくなります
- 足の幅を肩幅程度に開く:安定した乗り方ができ、すぐに動きに対応しやすくなります
- ひざを軽く曲げる:地面の段差や揺れを吸収しやすくなり、安全に走行できます
特に初心者の方は、体をガチガチに固めず、リラックスして柔らかく構えることを意識しましょう。
進むときに地面を蹴るコツ
キックボードでスムーズに進むためには、蹴り出し方にコツがあります。
うまく地面を蹴れないと、すぐに止まってしまったり、ふらついたりしてしまいます。
地面を蹴るときのポイントは次のとおりです。
- 蹴る足は後ろに大きく伸ばす:小さい蹴りだと進みにくいため、しっかり押し出すイメージで蹴ります
- 地面を押し出すように蹴る:踏みつけるのではなく、後ろに向かって押すとスムーズに加速します
- 蹴ったあとはすぐに足をデッキに乗せる:足を長時間浮かせたままだとバランスを崩しやすくなります
蹴る動作は一度で大きく進めるのが理想です。
何度も小刻みに蹴るよりも、一回の蹴りでしっかり距離を伸ばすことを意識しましょう。
ハンドル操作とブレーキの使い方
ハンドル操作とブレーキは、キックボードに乗るうえで非常に重要な動作です。
曲がるときや止まるときに慌てないよう、乗る前に使い方を確認しておきましょう。
ハンドル操作のコツは次のとおりです。
- ハンドルは軽く握る:力を入れすぎると動きがぎこちなくなります
- 曲がりたい方向に体を少し傾ける:ハンドルだけで曲がろうとせず、体も一緒に傾けると自然にカーブできます
- 視線を行きたい方向に向ける:進行方向を見ると体が自然にそちらへ向かいます
ブレーキの使い方のポイントは次のとおりです。
- 足で踏むブレーキタイプ:後輪の泥除けを踏んで減速します
- 手元ブレーキタイプ:自転車のブレーキのように手で引くと速度が落ちます
急ブレーキは転倒の原因になるので、できるだけ早めに減速を始めることを心がけましょう。
スムーズに止まるためのポイント
走行中に安全に止まるためには、止まるタイミングを読む力が必要です。
焦って急ブレーキをかけると、キックボードが滑ったり、体が前に飛び出してしまう危険があります。
スムーズに止まるコツは次のとおりです。
- 少しずつスピードを落とす:ブレーキをゆっくり使い、段階的に減速しましょう
- 止まりたい場所を早めに見つける:前方の状況を早めに確認しておくと、余裕を持って減速できます
- 直線で止まる:カーブ中にブレーキをかけると転倒リスクが高まるため、できるだけ直線で止まるようにします
止まる直前に前かがみにならないことも、安定した停止には大切なポイントです。
乗っているときの注意点まとめ
キックボードに乗っている間は、常に周囲に気を配り、安全第一で行動することが求められます。
特に人が多い場所や交差点付近では、細心の注意が必要です。
乗っている間に注意したいことは次のとおりです。
- スピードを出しすぎない:速く走ると反応が遅れ、危険度が上がります
- 音楽を聴きながら乗らない:周囲の音が聞こえにくくなり、危険を察知しにくくなります
- 交差点では必ず左右を確認する:車や自転車が来る可能性を常に意識しましょう
- 段差や石に注意する:小さな障害物でも転倒の原因になります
- 長時間乗り続けない:疲れがたまると集中力が下がり、事故につながりやすくなります
キックボードの正しい乗り方と操作方法を解説

乗るときの正しい姿勢と足の置き方
キックボードに乗るときは、最初の立ち方がとても大切です。
乗り始める前にしっかりとした姿勢を作ることで、安定してバランスを取りやすくなります。
無理に体を固めず、自然な体勢を意識することがポイントです。
乗るときに意識したいポイントは次の通りです。
- 両手でハンドルをしっかり持つ:力を入れすぎず、リラックスした状態で握ります
- 前足はデッキの中央に置く:バランスがとりやすく、姿勢が安定します
- 後ろ足は軽く地面に添える:蹴り出す準備をしながらバランスを取ります
- ひざは軽く曲げる:段差や衝撃に柔軟に対応しやすくなります
- 背筋を伸ばして目線を前に向ける:下を見すぎるとバランスを崩しやすくなります
正しい姿勢を身につけることで、乗り始めの不安がぐっと減り、自然とスムーズに走り出せるようになります。
進むときに地面を蹴るコツ
キックボードで前に進むためには、地面を蹴る動作が必要です。
ただし力任せに蹴るのではなく、タイミングとフォームを意識することで、少ない力でもスムーズに進めます。
蹴り出すときに意識したいポイントは次の通りです。
- 蹴る足は後ろにしっかり伸ばす:小さな蹴りでは進みづらくなります
- 地面を押し出すイメージで蹴る:踏みつけるのではなく、後ろへ押す感覚が重要です
- 蹴った後すぐに後ろ足をデッキに乗せる:空中に浮かせたままだとバランスを崩しやすくなります
- 進行方向へ視線を向ける:進みたい方向を見ることで、自然と体のバランスが整います
一回の蹴りでできるだけ長く進む意識を持つと、疲れにくく快適に走行できます。
ハンドル操作とブレーキの使い方
ハンドルとブレーキの操作は、キックボードを安全にコントロールするために欠かせない要素です。
どちらも自然に使えるようになるには、事前に練習して慣れておくことが大切です。
ハンドル操作のコツは次の通りです。
- 軽く握る:強く握りすぎると動きが硬くなります
- 曲がるときは体も一緒に傾ける:ハンドルだけで曲がろうとするとバランスを崩しやすいです
- 進みたい方向を見る:視線を向けた方向へ自然に体が動きます
ブレーキの使い方は次の通りです。
- 足で後輪を踏むタイプ:泥除け部分を足で押しつけて減速します
- 手元ブレーキタイプ:自転車と同じ感覚で、手でレバーを握ってブレーキをかけます
急に強くブレーキをかけるとバランスを崩すため、必ず早めに減速を始めるよう心がけましょう。
スムーズに止まるためのポイント
安全に止まるためには、止まる直前の動きに注意することが重要です。
焦って止まろうとすると、転倒や思わぬ事故につながる可能性があります。
スムーズに止まるために意識するポイントは次の通りです。
- 徐々にスピードを落とす:走行中にいきなり止まろうとするとバランスを崩しやすいです
- ブレーキは何回かに分けて使う:一度に強くかけず、少しずつ減速します
- 止まる場所を早めに決める:周囲をよく見て、安全に止まれる場所を確保します
- 直線で止まる:カーブ中はバランスが崩れやすいため、できるだけまっすぐな場所で減速します
安全に止まるためには事前の準備がとても大切です。
慣れるまではゆっくり走ることを心がけましょう。
無理をせず、楽しみながらキックボードライフを送りましょう。
電動キックボードを公道で利用する際のルールと法律

公道とはどんな場所を指すの?
電動キックボードに乗るときによく出てくる言葉に「公道」があります。
専門用語に聞こえるかもしれませんが、公道とは簡単に言えば「誰でも自由に通行できる道」のことです。
道路だけでなく、歩道や横断歩道、自転車専用道路なども公道に含まれます。
公道に関するポイントは次のとおりです。
- 車道:自動車が走るメインの道路部分です。電動キックボードもここを走ることが基本になります
- 歩道:歩行者専用の通路で、原則として電動キックボードでは走れません
- 自転車道:自転車が優先して走れるエリアですが、電動キックボードが走れるかどうかは地域によって異なります
自分が今どこを走っていいかを理解しておくことが、安全運転の第一歩です。
電動キックボードに必要な免許と条件
電動キックボードはモーターで動くため、法律上は自転車とは違う扱いを受けることが多く、免許が必要な場合もあります。
最近では、特例制度で一部条件が緩和された車両もありますが、すべての電動キックボードが無免許で乗れるわけではありません。
免許や条件に関するポイントは次のとおりです。
- 小型特殊免許や原付免許が必要な場合がある:車両の速度や構造によって異なります
- ヘルメット着用が義務付けられていることもある:安全のため、地域ルールを確認しましょう
- ナンバープレートが必要なモデルもある:登録して自賠責保険に加入する義務が生じる場合もあります
- 年齢制限がある車両も存在する:一部では16歳以上でないと乗れないルールが設定されています
免許や登録の要否は、必ず購入前に車両スペックと自治体ルールを確認するようにしましょう。
走っていい場所・ダメな場所の違い
電動キックボードは自由に走れるように見えますが、実は細かいルールが定められています。
特に公道を走る場合、許可されている場所と禁止されている場所を理解しておく必要があります。
走行可能エリアのポイントは次のとおりです。
- 車道を基本として走行する:歩道ではなく、原則車道の左側を走ります
- 自転車専用道は走れる場合がある:ただし「普通自転車専用」と書かれた道では走れないこともあります
- 横断歩道は降りて押して渡る:自転車と同じルールが適用されるケースが多いです
- 歩道は基本的に走行禁止:特別な標識がある場合を除き、歩道の走行は禁止されています
どこなら乗っていいのかをその都度判断できるように、標識や案内板をしっかり確認しておきましょう。
公道を走るときの安全ルール
電動キックボードは小回りが利く一方で、事故に遭うリスクもあります。
公道を走る際は、ただルールを守るだけでなく、周囲の状況に注意を払いながら走行することがとても重要です。
公道で守るべき安全ルールは次のとおりです。
- 信号を必ず守る:赤信号では必ず停止し、安全を確認してから進みます
- 歩行者優先を徹底する:歩行者がいる場所では必ず譲り合いを心がけましょう
- 周囲の車両に注意を払う:大型車の死角に入らないように走行します
- スピードを控えめにする:特に交差点や人通りの多い場所では速度を落としましょう
- 両手でハンドルをしっかり持つ:片手運転は禁止されている場合が多く、非常に危険です
安全ルールを守ることが自分の命と周囲の安全を守ることにつながるので、常に冷静な運転を心がけましょう。
法律が変わったときにチェックすべきポイント
電動キックボードに関するルールは、時代に合わせて見直されることが多くなっています。
法律や条例が改正されると、以前はOKだったことが禁止になったり、逆に条件が緩和されたりすることもあります。
法律改正時にチェックしたいポイントは次のとおりです。
- 速度制限の変更:特例で最高速度が変わる場合があります
- ヘルメット着用義務の有無:地域ごとに規則が改正されることもあります
- 車両登録制度の見直し:ナンバープレート不要になるケースや、逆に義務化されることもあります
- 道路の利用区分の変更:走れるエリアや走れないエリアが新たに設定される場合があります
最新情報は、必ず国土交通省や警視庁の公式サイトで確認するようにしましょう。
まとめ
キックボードを安全に楽しむためには、まず正しい乗り方や姿勢を身につけることが大切です。
乗るときはハンドルをしっかり持ち、前を向いてリラックスした姿勢を意識しましょう。
地面を蹴るときも、ただ力任せに蹴るのではなく、大きく後ろに押し出すように蹴ることでスムーズに進めます。
ハンドル操作やブレーキも重要なポイントです。
曲がるときには体ごと自然に傾けながらハンドルを動かすとバランスが取りやすくなり、ブレーキは早めに優しくかけることを心がけると安全に止まることができます。
急ブレーキは転倒の原因になるので注意しましょう。
また、公道を走るときには、交通ルールを必ず守ることが基本です。
歩行者を優先し、スピードを出しすぎないよう気をつけながら走ることが、自分と周りの人の安全につながります。
法律やルールも定期的に見直されるため、最新の情報をチェックしておくことも忘れずに行いましょう。
キックボードは、正しい知識と安全意識を持てば、移動手段としても遊び道具としてもとても楽しい乗り物になります。
基本をしっかり押さえて、安全に楽しく乗ってください。

VOGUE SPORTS代表取締役
スノースクート歴13年 初心者の方にも分かりやすいアドバイスを心掛けています。
冬はスノースクート、春から秋にはバス釣りをして楽しんでます。