知って損をしない最新モデルの見分け方


円安の影響からスノースクート業界でも値上がりが止まらなく
数年前の値段からは考えられない値段になっていますよね
それでも『スノースクートをやってみたい』と言う方の多くは
中古をショップやオークションで探される方が多いと聞いてます。
オークションなどの個人売買ではかなり古い機種が高額の値段で売買されいたり
オークションで買った方が『失敗した!』と店頭に来られることもあります。
今日は中古機種を買っても損をしない、最新のスノースクートの見分け方と題して
書いていきます。

ジックジャパンのSASは西暦何年から採用されましたか?



SASは2014年シーズンからONE-DとStyle-Aに導入されました。
テストは2012〜2013年ごろから開始されました。


SASシステムとは
スノースクートはフレームとボードの間にブッシュがあり
そのブッシュでボードとフレームを固定しています。
フレームからボードを取り外しをする際にブッシュのナットを緩めるだけで
ボードを取り外し出来るシステムの事をSASと言います。

SASシステム

このかきこみ(SASシステム)があることで
ボードをスライドして脱着できます。

SASシステムはジックジャパンから発売されているスノースクートにしか
ついていません。
2014年以前のモデルは固定ナットを完全に取らなくてはいけなかったので
シムの調整やボードを外すときに少し手間がかかりました。


非貫通ブッシュは西暦何年から採用されましたか?

2014年シーズンから、SASの導入と同時に、日本製の非貫通ブッシュを採用しました。

近年のスノースクートは非貫通ブッシュになっています。
非貫通とは簡単に言ってしまえば一体型
貫通はボルトとブッシュが別々になります。

snowscoot2015年以降 JykK Japan 純正 ボルト非貫通ブッシュ 価格 : 
10,175円(税込)
SNOWSCOOT snowscoot Jykk純正 ボードアタッチメント 非貫通ブッシュ リペア品 2014年以前価格 : 
10,890円(税込)
ボードアタッチメント ハイブッシュ セット SNOWSCOOT 2015年以降 価格 : 
17,600円(税込)

非貫通ブッシュと貫通ブッシュの違いメリット デメリットはありますか?

貫通ボルト&ブッシュはそれが使われていた時代では、
それはそれで良いものでした。

しかしながらボルトとそれに関わるパーツが特殊で高価なこと、取付けやセッティングの煩雑さ、ボードの撓みが規制されること、ボルトが折損したときの
ボードへ与えるダメージ等からこれに変わるものを模索している中で非貫通ブッシュをテスト、採用したという経緯があります。

2014-15シーズンからボード取付に非貫通ブッシュを採用していますが、総じてこちらの方がメリットが多いです。

ボードの雪面への追従性がアップして、より安定したライディングが可能になりました。

ボードのフレックス、トーションの感覚、雪面へのコンタクトの感覚が掴みやすく、安全に滑るためのズラシによる”スピードコントロール”が容易になります。

またカービング中もエッジグリップの変化が穏やかになり、硬めの雪面でもエッジが抜けづらくなります。

その事により更に綺麗にボードがたわむため、特にリヤボードが粘るような特性になり、シームレスでスムーズなターンが可能になりました。

現行のスノースクート、ボードは非貫通ブッシュを使用することを前提として設計しています。

しなやかなボードのしなやかな部分を上手く使えることで操作性が軽く、コントロールがしやすく、ボードの重量を軽くできた事もメリットです。

ボード設計の自由度もアップし、その結果スノースクートをコントロールする楽しさや気持ち良さが更にアップしました。

ハイブッシュ

こちらはハイブッシュを付けた写真です



最新のボードと昔ボードの違いは何ですか?

非貫通ブッシュの話も関連するのですが、よりボードが綺麗に動く、撓むことになり、ボードそのものの特性をより感じやすい傾向になりました。

そのことから以前よりも更に明確にボード毎にコンセプトを打ち出せるようになり、ライダーの意見をしっかりと吸い上げて試作やテストを行い、より実践的なボードラインナップになりました。

シーンや各々のスタイル、好みによってボードを選択できるようになり、また滑れるシチュエーションの幅も広がったことにより、より楽しく、より気持ちの良いライディングができるようになりました。


ボードはこの他にも色々なデザインがあります



レンタルもあります。気になる方はクリック
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